お兄ちゃん空から見守っていますか?
兄がいなくなってから、もう何年経ったのだろう。
季節が巡るたびに、ふとした瞬間に兄の声を思い出す。
あの笑い方、少し不器用な優しさ、そして私をいつも守ってくれた背中。
どれもまだ、心の中に鮮明に残っている。あのとき、
どうしてもっと素直に
「ありがとう」
って言えなかったんだろう。照れくさくて、言葉にできなかった想いが今も胸の奥に残っている。
兄がいた日常が、当たり前すぎて、その大切さに気づくのが遅すぎた。
兄がいなくなった後、私は何度も立ち止まった。苦しいとき、
「兄ならどうしただろう」
と考える。答えはいつも単純だ。
「お前なら大丈夫」
って、笑ってくれたはずだ。
そう思うと、少しだけ力が湧いてくる。兄の分まで生きる、
私はいつもそう思って生きている
兄が私にくれた優しさや強さを、少しでも誰かに返していきたい。
兄が見てくれていたように、私も誰かを支えられる人でありたい。
空を見上げると、どこかで兄が笑っている気がする。「元気でやってるか?」って。
うん、兄ちゃん。泣きながらも、ちゃんと生きてるよ。
あなたが教えてくれた強さを胸に、今日も前を向いています。
誰かの役に立つ為に
誰かの支えとなる為に
今日も生きているよ、
明日も生きてゆくよ、
寿命を待ちながら‥
親愛なる兄、正烈へ。
END
心癒す オンラインカウンセリング
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2025年11月8日
