誰かと話したい⑤
「誰かと話したい、ただそれだけで生き返る」誰かと話したい――。
それは、弱さではなく、
生きようとする力の証だと思う。人は孤独の中で強くもなれるけれど、
あまりに長く一人でいると、心が静かに凍っていく。どんなに前向きな人でも、誰かに話を聴いてほしい夜がある。
言葉を飲み込んでばかりいると、胸の奥が痛くなり、涙も出なくなる。
だからこそ、話したいと願う心は、生きる力そのものだ。
人は会話の中で、自分を取り戻す。誰かに話を聴いてもらうことで、「自分はここにいていい」と思える。
たとえ相手が何も言わなくてもいい。ただ、うなずいてくれるだけで救われる瞬間がある。
話すことは、心の呼吸だ。息を詰めていた心が、ようやく空気を吸い込む瞬間。どんなに苦しくても、
「誰かと話したい」
と思えるなら、まだ大丈夫。心は、まだ生きている。
だから、怖がらなくていい。
話すことは弱さではない。
人とつながることを求めるのは、本能であり、
希望であり、
愛だ!
孤独を抱えたまま、
それでも前を向こうとしているあなたへ。
無理に笑わなくていい。
無理に強がらなくていい。ただ、心のままに言葉をこぼしてほしい。
きっとその声を、誰かが待っている。
その「誰か」は、あなたの痛みを分かち合える人だ。だからどうか、
諦めないで。話していい、泣いていい、生きていい。
「誰かと話したい」と願うあなたは、
すでに強い!!
2025年11月8日
